ピュア。
前回の日記にも書きましたが、8月6日(土)にルミネでやる「藤原大会議」の準備が
着々と進んでおります。そこでお知らせ。
ライセンスファンの皆様へ
今月発売のマンスリーよしもと7月号に掲載中、“夏のイベント情報”
『藤原大会議 Presented by相方』の中で、いくつか誤りがあります。
“出演・ライセンス”となっておりますが、正しくは
“出演・ライセンス藤原、他”の誤りです。このライブはあくまで
ライセンス藤原が月一回行っている“藤原会議”の延長で行うライブです。
ファンの皆様には誤解を招くような掲載をしてしまい、申し訳ありませんでした。
8/6の藤原大会議の方よろしくお願い致します。
吉本興業 ライセンスマネージャー・宮本
・・・との、ことです。面白いライブになると思うので、皆さん楽しみにしていて
下さいね。
ところで話題は打って変わって、最近ふと思い出した、幼少期の思い出を1つ。
私が小学生低学年の頃、ガチャガチャのガンダムのゴム人形が大ブームだった。
大きさ3センチほどに精巧に描かれたボディがたまらなくカッコよかった。
それこそ少ないお小遣いをつぎ込んでは、確かSDシリーズのナイトガンダム欲しさに
何回もレバーを回していた。
そして時間をかけて集めに集めたコレクション。
数は50を超え、全く興味のない当時3歳の妹に自慢したりしていた。
毎日そのコレクションを入れた箱を眺めてニヤニヤするのが日課だったが、
ある日ふと見ると、何故かお気に入りだったガンキャノンがない。あれ?と思い探しつつ、
部屋中探し回るがどこにもない。
まず話す前に妹に飛び蹴りして問い詰めるが、泣きながら「知らない」と言い、
オカンに聞いても夕飯の準備で相手にされず、おばあちゃんに聞いても話が通じず、
最後におとんに聞くと、何と「おう、これかぁ」と握り締めていたガンキャノンを
出してきた。
私が「何で!?」と聞くと、
オトン「ちょうどええ大きさやから、今度の同僚の宴会で披露する芸で使おうと
思ってなぁ。ちょっと練習したいから借りてたんや」
ゴム人形で宴会芸??全く分からない。
オトン「ちょうどええわ、○○(妹の名前)呼んで、二人でちょっとその芸見てくれ」
そして私と妹の二人が正座して、目の前でオトンのゴム人形を使った宴会芸なるものを
披露されることになった。
オトン「え〜・・・エヘン、ここに取り出しますは・・・」
自分の子供相手に何を緊張している!?
オトン「ここに取り出しますは、何の変哲もないゴム人形。今から皆さんにびっくりの
技をご披露したいと思います」
オトンはニヤッとしたあと、何とおもむろにそのゴム人形を自分の口の中に放り込んだ。
私・妹「あっ!!!」
オトン「・・・ゴックン」
呆気に取られた子供たちをよそに、今度はオトン、そそくさと自分の
ズボンとパンツを脱ぎ始める。子供たちはもう意味が分からなくて、
呆然としている。
オトン「それでは今から先ほど飲み込んだゴム人形、見事すぐにお尻の穴から出したいと思います」
オトンは急にウンウン唸りだし、腹を叩いたり、汚い生尻を振ったり、体をくねらせては
ジタバタし始めた。
それをピュアな気持ちで、ハラハラしながら見守る幼き子供たち。
私・妹「お父さんガンバレー!お父さんガンバレー!!」
・・・しばらくして、オトンが体を震わせて後ろを向いた瞬間、コロンと何かが転がった。
ガンキャノンのゴム人形だ!!
私・妹「やったぁー!!!」
幼き兄妹はジャンプして喜び合った。オトンはその光景を汗をかきながら満足そうに
眺めていた。
・・・あれから15年以上経った。あの後オトンが本当に同僚の宴会で、生尻出して
腹をポンポン叩いたかは分からない。
でも当時は、オトンはウンウン唸りながらも、子供たちに分からないように
ずっとゴム人形を握っていたことに、何で気付かなかったんだろう。
ピュアっていい意味でよく使われるけど、哀しくもある。
大人になった私は、ガンダムを見るたびにあの日の光景を思い出し、
少しニヤけてしまうのだった。