歯医者。

sakaeyusuke2005-06-15

歯が痛い!!

虫歯だ!!


私は元来虫歯になりやすい歯であるらしく、いくら歯磨きをしても

虫歯の進行スピードに追いつけない。その上タバコと不摂生な生活が祟ってか、

体調も優れない。何だか喉が腫れてるみたいだ。夏にかけてこれから忙しくなるってのに!


という事で、とりあえず今日は歯医者に行って来た。歯医者はこの世で一番嫌いな場所だ。

もし安田美沙子が医者でビキニで診てくれるといっても遠慮する・・・いや、しない。

とりあえず大嫌いなところなのだ。だから学生時代から歯が痛くなって我慢して

一度は歯医者に行っても、「次の治療は○曜日に来て下さいねぇ〜」と言われても

二度目は絶対行かなかった。そのツケが今頃まわって来たのだろう。



最寄り駅の某歯科医院に行く。その歯医者は階段を上って2階にあるのだが、

その階段を上る度に憂鬱度は増していく。入り口のドアをそ〜っと開けると、

小さな子供がママに連れられて何組か座っていた。子供たちの顔を見ると、

明らかにテンションが低い。まるで通夜のようだ。

これから自分に襲い来る痛みの想像と戦っているのだろう。

私はそんな子供たちの浮かない表情を尻目に受付に行く。

お姉さんと呼ぶべきかオバサンと呼ぶべきか、微妙な年の功の女性が応対してくれた。
受付「どうされました?」
ビル「歯が痛いんです」
受付「そうですか。ではあちらの席でお待ち下さい」

・・・・・・何て不毛な会話なんだ!!

歯が痛いのはこの歯科医院の敷居をまたいだ時点で分かっているはずだ!

どうも釈然とせず、しばし待つ。どうも落ち着かない。

私も子供たち同様、これから自分に襲い来る痛みの想像と戦っていた。

気を紛らわすために置いてあった雑誌を手に取る。

週刊文春」・・・今は若貴なんてどうでもいい!


しばらくして「坂恵さ〜ん」と呼ばれた。ドキドキしながら診察室へと入る。

マスクをしたメガネをかけた歯科医が、私を例の寝そべるイスに座るよういざなう。


歯科医「じゃあちょっと様子見るのでお口開けて下さいねぇ。あ〜〜ん」

齢23の成人男子に対してあ〜んはないだろう。あ〜んは。

と思いつつ、言われたとおり口を開ける。


歯科医「・・・うわうわうわ、ありゃありゃありゃ・・・」

そんなリアクションあり!?患者の不安激増だぞ!しかも口の中はこっちには見えないんだぞ!


歯医者「こりゃ大きい虫歯が2・3本ありますねぇ。

    とりあえず今日は一番ヒドイのを治療しましょうか」


そんな事聞かれたって患者に拒否権はない。されるがままだ。


歯医者「じゃあちょっと削りますね〜」

来た来た来た!例のウイ〜〜ンとするヤツだ!口を通して頭にモーター音が響き渡る。


その時だった!激痛だ!!

私は思わず痛みが伝わると同時に、体を飛び跳ねてしまった。


歯医者「こりゃ神経が出てきてるんだなぁ。よし、麻酔しましょう」

今度は注射器が取り出された。「ちょっとチクッとしますよ〜」の

「チクッと」ぐらいのところぐらいでチクッとする。

もっと早よ言わんかい!!


歯医者「じゃあ続きやりますねぇ〜」

またモーター音が頭に響き渡る。今度は大丈夫かなぁと思っていたところに、

また激痛だ!


歯医者「こりゃもうちょっと麻酔打った方がいいかなぁ」


というわけで、また麻酔を打たれる。そして削る。だけど激痛。

その繰り返しで、結局4本麻酔を打たれ、治療は終了した。

途中、あまりの痛さに私の「ホガッ!!」という意味不明の奇声とともに

涙がこぼれた。助手の女性が半笑いでハンカチで涙を拭いてくれた。


帰り、痛み止めの薬をもらい、次回の診察日を決める。

今回はもう逃げ出さずに次もちゃんと来ようと思う。

だって、あの助手の女性のハンカチを、もう涙で湿らすのは嫌だから。

そんな男前の言い訳を考えながら、私の背中は痛みをこらえる冷や汗でびっしょりだった。










※お知らせ
 6月25日(土)笹塚ファクトリーでライセンスの藤原さんが
  一人でライブする『藤原会議#5』があります。
 チケットぴあでは完売してるそうですが、ローソンチケットでも
 販売しているとのこと。
 今回はライブ終わりに重大発表があるらしいので、みなさん是非お越し下さい!!