お祓い②

sakaeyusuke2005-05-11

前回の日記で、最近の私は不運続きなので、こりゃお祓いしかない!と書いた。

そして先週の日曜日、レンタルビデオ屋に行く途中で道端に吐き捨てたガムを、

何と帰りに自分で踏んでしまうという失態を犯した私は、こりゃ限界ということで

本当に神社にお祓いに行って来た。


ガムつきの靴を脱ぎ捨てた私は、すぐにネットで自宅から近い神社をリサーチ。

電話でお祓いの営業時間(神社に営業時間があるのを初めて知った)を聞いて、

例のお布施金5000円を用意してのし袋に包み、調布市にある布多天神社に行って来た。(※写真参照)
飛び込みでチョイスした割には、この布多天神社はかなり古くからある

由緒正しい神社らしく、鳥居から見上げた創りはとても立派。

その日は日曜だったからたまたまなのか、境内では骨董品のフリーマーケット

開かれており、参拝客もそこそこの賑わいがあった。


私はさっそく神社の横脇にある社務所に行き、受付の窓ガラスを叩いた。

するとまもなく、平安時代の貴族のような着物を着た神主さんが、

ぬっと顔を出した。
神主「何でしょう?」
ビル「あの〜、厄払いをしたいんですけど…」
神主「厄払い?初めてですか?それではこちらの紙にお名前とご住所、
   生年月日を書いて下さい」

こんな病院みたいなシステムがあるんだなぁと思いつつ、筆を動かす。

すると生年月日を書き終えた時、メガネの奥の神主さんの目がキラーンと光った。
神主「24歳…あなた、厄年なんですね」

…何やら私の厄年という事実が、神主さんの仕事魂に火を付けてしまったようだ。

た、頼もしい!

神主「分かりました、それではお祓いの用意が出来るまで、こちらの部屋で
   お待ち下さい。あ、その前に・・・」

その前に、何?その前に・・・。10秒ほど、私と神主さんの間に

不穏な空気が流れる。そこで私が気が付いた。あ、お布施か!

私はカバンから、そっとのし袋を差し出した。それを受け取ると神主さんは

ニコッと笑って、何やら準備のためか、そそくさと自分の部屋に入ってしまった。

地獄の沙汰も金次第・・・か。そして待合室として通された部屋がこちら。

ご、豪華!そして神社にそぐわぬ色使い!

へぇ〜と部屋を見回しつつ、しばし待つ。部屋には私一人。

まだかなぁと思い、机にふと目をやると新聞が置いてあった。

最近何かニュースあったかなぁと思い読み始めたのだが、内容が

靖国神社に新しい宮司就任」「○○神社創建100周年記念」など、

全て神社関連の記事ばかり。何だこりゃ?と一面を見ると、

そこには『神社日報』という名前が。なんと、神社による神社のためだけの新聞!

こんな新聞があるなんて全く知らなかった。どれぐらいの発行部数?

毎日ちゃんとニュースあるの?と色々疑問を抱きつつ30分ぐらい

経った頃だろうか、先ほどの神主さんが呼びに来た。

神主「お待たせしました。それではお祓いに参りましょう」

そして私の厄払いが始まった。続く。